2016年04月26日 | みなさんへ
桃李のみなさんへ。高1新入生の皆さん! そしてこの4月から転入学された皆さん! 新しい高校生活にも慣れましたか? また2年・3年へ進級した生徒の皆さん、心配事や相談したいことはありませんか?
皆さんにとって、一番大切なことはどんなことでしょうか? その答えは明白です。皆さんには、どんなことがあっても3年で卒業していただくことです。転入生は、前の学校と合わせて3年で卒業していただくことです。
そのためには何が必要でしょうか。以下の3つです。
① きちんと出席すること
② 校則違反をしないこと。
③ 先生の指導に従い、集中して勉強すること。
さて、当学院の、モットーは「感謝の心を育てる」ということです。どうしてこれをモットーとしているのかわかりますか。
このモットーは、すべての生徒がこの3年間で学力的にも人間的にも十分成長することを願って定められました。3年間に思い切り成長するには、生徒を教師の間に師弟愛のような人間関係が形成されていることが必要条件です。そうした関係ができませんと、指導の効果が上がりません。自分が成長するためには、他者の存在が条件です。自分一人でいて成長はあり得ません。他者の影響を受けて自分が成長するには、人間関係のベースとなる感謝の心を持っていることが必須の条件となります。
教育効果を上げにくい生徒とは、誰に対しても、したがって教師に対しても感謝の念を全く持てない人です。感謝の心がベースとなる人間関係が生徒と教師の間にできていないと、どんな素晴らしいアドバイスを先生が生徒にしようとしても、生徒は受け入れる気持ちがありません。または、教師のアドバイスを理解はできても、格好をつけて反抗してしまうのでしょう。したがって、教育効果を上げることができないのです。本当にもったいない話です。
しかし、人間は変わることができます。変わるものです。指導に時間がかかり、指導の効果を上げにくい生徒は、少数ながらいます。そうした生徒は、中学生のころから教師の指導に反射的に反発してしまうマインドセットを持っているようです。将来のためにこの3年間で変わってください。自分を変えることに得意になってください。そして、自分が誰より早く変われることに誇りを持ってください。誰よりも早く変われるということは、誰より素晴らしい人間という意味です。早く変われることを誇りに思ってください。